現在のメインピンセット。
先丸タイプと先直タイプの2本使用しているが、メインは先丸タイプ。
先直はサブ使い。先丸タイプが使えず尖った形状が必要な時に使うのみ。
この面合わせピンセットは、色々と既存のピンセットとは違う存在。そのへんをメインにレビューしたいと思う。
平面で持つタイプ
シールも安心
アイガーツールの面合わせピンセットが持つ最大の特徴は、”面で持つ”ということ。
画像は先直タイプのもので、パッケージにある図解であるが、見て分かる通り文字通り持つところが面になっている。
硬いものは当然つかめるのだが、この形状の最大のメリットは、”柔らかいものでも傷つける可能性が低い”と言える。
ガンプラはシールでの色分けも多く、特にパチ組み派の人にとっては、シールにピンセットの跡がつくことは非常に残念な気持ちにさせられることだろう。
写真は実物を上から写したもの。上が先直タイプ、下が先丸タイプ。先直タイプは先丸タイプと比べると、少し薄くなっているのがわかるだろうか?
先丸タイプのものは上から見ても横から見ても傷つける要因が少なく、シール専用と考えても手元に一本あっても邪魔にならないと思われる。
持つ角度を選ばない
面で持てることは傷つけないということだけに収まらない。写真のようにピンセットの横で持つことも可能だ。
これは意外に便利なことで、持ちづらい角度がないので自分のイメージに近い状態で持つことが出来る。
作業中思った通りにピンセットで持ち上げることができず、角度を変えて何度かトライするという経験はモデラーなら少なからずあると思う。
それが殆どないのだ。
9.5cmのショートタイプ
手に馴染む大きさ
タミヤ 74003 ツル首ピンセットとの比較。だいぶ短いのおわかりいただけるだろう。
実際に手に持ってみたところ。
実際に手に持つと従来のピンセットという感じより、持ちやすい毛抜でも持っているような感覚になる。
物を持った時も物が手に近く、はじめは違和感を覚えたぐらいだ。
ただし、その違和感にはすぐに無くなる。手に持った感じに近く、今はその短さが便利に感じるぐらいだ。
取り回しもらくらく
持ち替えてみた。その短さから持ち替えて角度を変えるにもらくらく。
長いピンセットはその長さを持て余し気味であったが、長さが必要な時以外はこのぐらいが非常に便利であることを実感する。
女性や手の小さい人ならなおのことであろうと思う。