非常に汎用性に欠けるニッパーで、これがなくとも全く制作には支障がない。
ただ、自分は”かゆいところに手が届く”ニッパーだと思っている。
出来ることは、たったこれだけ
写真のようにただパーツに沿わせて切る。感覚としては”2度切りしない”パーツの切り出し、といった感じ。
全く気を使わない2度切りの1度目。何も考えなくて良い。
出来上がったパーツ。ほぼ均等にゲートが残っている。
これしかできないので amazon などでは評価が悪い。しかしこれが大きいと自分は思う。
1度目には結構気を使っている。ゲートの状態によって切りにくいなどもある。それが殆どないのだ。何も気を使かわない。それでいて、きれいにゲートは残っている。
制作には色んな所で気を使う。できるだけ精神衛生はクリーンな状態でいたい。
HGやRE100などならパーツ数も少なく気にならないかもしれないが、MGやRGに至っては相当なパーツ数だ。切るゲートの数はその約3倍ぐらいにはなるかな?。
ここで使う精神力をヤスリがけに回せばだいぶ楽だと感じている。
でも、違ってくるこの後の作業
もう一度、この写真を見てもらいたい。ほぼ均等にゲートが残っている。
これはこの次に来る作業、”アルティメットによる2度切り”も非常に楽なる。
アルティメットによる2度めは、ほぼこの角度で行っている。
この場合きれいにゲートが残っていると、アルティメットのまな板刃の掛かりが良く、ゲートをきちんとカットする際に非常に楽になるのだ。
つまり、アルティメットの作業も最低限の気の使い方で済む。
アルティメットの作業については以下のページをご覧いただきたい。
アルティメットの保護にも?
1度目がのこーるニッパーに変わるとランナーの切断をアルティメットでは行わなくなり、適したものにものに持ち変える癖もつくと思う。
これによりアルティメットの刃が折れるという事故も未然に防げる可能性は高くなる。
おすすめはしないが…
汎用性には非常に乏しいニッパーなので、何かとお金がかかる初心者におすすめできる品ではないが、プラモデルを簡単にする一助になると自分は思っている。