全国の文具店、ホームセンターなど取り扱いの多いオルファ製のデザインナイフ。切れ味は言うまでもなく安心のオルファ製、抜群の切れ味。新替刃の登場で更にモデラーのニーズに答えられるようになった。
タミヤ モデラーズナイフPROとしてOEM供給されているので、替刃は互換性がある。
直線刃
デザインナイフというとこの形を思い浮かべる方が多く、最もデザインナイフらしい刃。
特に曲線や、切り抜きに向いている。
このタイプはゲート処理、ディテールアップ、カンナがけ等、多目的に使える。
自分は主にディテールアップに用いている。
曲線刃
言うなれば小型カービングナイフ。押さえ切り、滑らせて切ること、特に直線に向いている。
直線に切るときは切り始めが肝心。ガイドにきちんと沿わせないと斜めになり、直進力が強いので途中での修正が効きづらい。
曲線の利を生かして、ピンポイントでカンナがけすることも可能。
平刃
彫刻刀の平刀のようなもの。切削、押さえ切り向き。
平面を求める場面で活躍する。ゲート処理にも有効。直線刃よりも安全に処理できる。これで仕上げるというよりは、切り詰め後は引きかき刃やヤスリで仕上げた方が難易度は低い。
実はこの次に紹介する細平刃の登場で、活躍する場面が激減。1/144専門なので小回りの聞く刃物の方が使いやすい。
でも全く使わないかというと、使う場面はある。
細平刃
平刃の細身タイプ。
最近登場した新しい替刃。平刀同様、切削、押さえ切り向き。 ゲート処理にも使える。
アルティメットニッパーは、通常のニッパーより薄刃で切るに近い。これは文字通り切ることが出来るので、仕上がりはきれい。微調整も効く。
少しずつ削ることも可能で、安全に処理できる。
これで仕上げるというよりは、切り詰め後は引きかき刃やヤスリで仕上げた方が難易度は低い。
プラカット刃
俗に言うプラカッター。百均でも売っているのでこの形状を見たことがある方は多いだろう。
百均で売っているものと比べ、小型で薄いのでロストも少なく、プラモの工作向きだと言えると思う。
厚めのプラ板をカットするのに使用。半分以上これで掘り下げ、へし折る、というのが使い方になるのだが、ケースバイケース。
引きかき刃
カンナがけ専用刃。
これが思ったより便利。パーテイングラインの処理は勿論、平面出しにも使える。ゲートには平刃や細平刃で切り詰め引きかき刃で処理するという流れで使うと良いと思われる。
角度の違う「きさげ」と理解すると良い。