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〘ガンプラ初心者向け〙トップコートを吹こう

作業
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簡単手軽に塗装感も出せるし、見栄えも変わる。

スプレーでの提供もあるので、缶スプレーを買ってくれば直ぐにできる。そんなお手軽仕上げのご案内。

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トップコートとは – トップコートとコート剤

まず謝罪から入りたい。

実はトップコートとは水性の塗膜保護専用塗料の商品名である。

しかし、一般にトップコートと呼ばれるものは、塗装済みの模型に施す塗膜保護を目的としたクリア塗料、もしくは専用塗料のことを指した総称として用いられる場合が多い。このことを考慮してこのページタイトルを”トップコートを吹こう”とさせていただいた。

そこで、当サイトでは総称としてのトップコートを”コート剤”と言う名称で呼び、水性の塗膜保護専用塗料の商品名をトップコートと使い分けることにする。以降、そのことをご理解いただきたい。

それに即して表現すると、このページのタイトルは”コート剤を吹こう”ということになる。大変申し訳無い。

コート剤の目的

塗膜・デカールの保護

塗膜は非常にもろいものなので、その保護として行われる。同じようにデカールの保護として用いる方もいる。最終的な仕上げとして施される。

メタリック(特にシルバーなどストレートなもの)は質感が変わってしまうことからトップコートをしない場合もある。

質感の変更

”質感を変える”目的で施される。

全塗装を行わなくとも、手軽にプラスチック感からの脱却を図れるので、素組(パチ組み)派の方にも愛されている手法だ。簡単に塗装感が得られる。当サイトのおすすめでもある。是非試してほしい。

ミリタリー的なものが好きな方はつや消し、アニメ的なものを好まれる方は光沢という傾向があるようだ。

他人様がどういう事を言っても、基本的に好きな仕上がりにすれば良いのである。

この”質感を変える”という目的を一歩進めて、光沢コントロールという手法を取り入れれば、ワンランク上の仕上がりを求めることもできる。

光沢コントロールについては以下のページで解説している。

ウェザリングの中間的な仕上げ、保護

俗に言う”留める”という目的でも使用される。

ウェザリングを施す前段階で、それまでの塗装をコート剤で留めてしまい、以後の追加塗装による破損から、それまでの塗装を保護する目的で行われる。

基本的には塗膜を厚くしないため、軽く行われる。

コート剤の使い方

各社から色々なタイプの専用塗料も発売されているし、塗料として発売されているクリアが使える。水性のものであれば、ほぼ全般に使える。

基本はスプレー、もしくは各種エアブラシを使い吹付けで施すということ。それと数回に分けて薄く軽く施し、数回に分けて塗り重ねていくこと。一気に塗ってしまうとダレてしまい、それまでの苦労が水の泡となり、1からやり直しになることもあるので慎重に行うこと。

重ね塗りの可否に従う必要はあるが、この基本を守れば、スミ入れ程度であれば無視してもOK。

筆塗りでも可能だが、その際は重ね塗りの可否に従うことが必須。重ね塗りの可否については以下のページを参照してほしい。

実践

スプレー塗装、エアブラシの場合と同じである。しかし、エアブラシに慣れていない場合やスプレー塗装に慣れてない方は以下のように行うと比較的簡単に実践できる。

まず、塗装する対象を被塗物(ひとぶつ)または被塗装物(ひとそうぶつ)と言う。

作業前に被塗物となるパーツには、取手になるものを付けておくと便利だ。

取手は各社よりいろいろ発売されているが、無ければ割り箸を両面テープで貼り付けても良い。

スプレーと被塗物の距離は一般に20cm前後とされているが、自分で感覚を鍛えればすぐにつかめるようになる。距離を大きく取ると”砂吹き”という表面がザラザラした状態になる。意識的に砂吹きできるようになると、便利だ。

取手をつけた被塗物に対し右でも左でもやりやすい方で構わないので、塗料のかからない位置でスプレー(もしくはエアブラシ)を吹き出す。

これは吹き出しは塗料が安定してないので、ムラなどの失敗をしない手順なので必ずすること。

塗料が安定したら、一気に手早く被塗物の反対側まで移動させる。

これも吹き出しと同じように被塗物に影響のないところまで移動させる。

移動させたら、スプレー(もしくはエアブラシを止める。

止める際も塗料が安定しない恐れがあるのと、通過させきらないとダレることになる。

縦でも斜めでも問題ないのでやりやすい方向で。

要は被塗物の上で吹き出したり止めたりせず、粒子が安定した状態で通過させることが肝心。

塗料がもったいないように感じるかもしれないが、そもそもエアブラシやスプレーは、筆塗りに比べ塗料を無駄にする塗装方法なので、諦めよう。

きれいに仕上げるコツ

吹き過ぎより、吹かな過ぎ

正直な意見として、吹き過ぎは失敗である。コート剤が溜まってしまって液だれを起こしてしまったり(通称:ダレる)、つや消しの場合白くなってしまいリカバリーが必要になる。

対して吹かな過ぎはもう1度吹けば済む。

面倒がらずに少しずつ吹き重ねることを心がけよう。

パーツ単位で吹く

組み上げてから吹くという人もいるが、分解してパーツ単位で吹く方がきれいに仕上がる。

また、入り組んだところに吹こうとして、吹き過ぎを招く原因にもなりうる。

結果

お馴染み、HGUCボール。

左から、パチ組みのみ、パチ組み+スミ入れ、パチ組み+スミ入れ+コート剤(つや消し)。

コート剤を吹いたことで質感が変わり、プラスチック臭さがだいぶ消えたと思う。パチ組みでもこの程度は変わってくるので、是非チャレンジしてほしい。

なお、パチ組み+スミ入れの時の反省点を生かして、スミ入れ塗料を変えている。

今回使用したものは

スミ入れは

コート剤は

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